丁寧語
3 丁寧語
丁寧語は、会話の聞き手や、手紙の読み手、読者に敬意を表します。
基本的には、「〜ます/〜です」と訳すといいでしょう。
◎丁寧の補助動詞
他の動詞や断定の助動詞などの下につき、丁寧の意味を添える。
例 「はべり」・「さぶらふ」・「さうらふ」
訳:〜ます/〜です
◎本動詞
・「侍り」・「候ふ」(さぶらふ/さうらふ)=「あり」・「をり」の丁寧語。
訳:ございます/あります/います/おります
※中世の軍記物語では、「さぶらふ」は女性語、「さうらふ」は男性語、という区別があります。
問三 次の各文を敬語の用い方に注意して、現代語訳しなさい。
① 物語の多くさぶらふなる、あるかぎり見せ給へ。
② 「よくさまざまなる物どもこそはべりけれ」